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糖尿病の人が食事で気を付けるべきこと
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食品の摂り方によって、食後の血糖上昇を抑制できることが注目されている

「食事摂取基準(2020年版)」では、糖尿病の人が食事で気を付けるべきことを指摘している 

● 食物繊維が豊富に含まれる野菜を先に食べることで、食後血糖の上昇を抑えられ、HbA1cが低下し、
   体重も減少する 

● 野菜に加えて、タンパク質の豊富な肉や魚などの主菜から食べはじめて、
  その後に主食のごはんなどの炭水化物を食べると、食後の血糖上昇を抑制できる 

● 咀嚼力と血糖コントロールとの関係も重要
  50歳以上の人は、咀嚼力の低下により血糖コントロールが乱れる可能性がある
  50歳を過ぎたら口腔ケアも大切になる

● 朝食の欠食や、遅い時間帯に夕食をとる食事スタイルも肥満を助長し、
   糖尿病のコントロールを難しくする
   とくに朝食を抜く食習慣は、2型糖尿病のリスクを高める
   朝食を必ず食べることを習慣にしたい 

● とくに就寝前に夜食を食べると、肥満や、血糖コントロールの不良の原因になり、
   合併症のリスクが上昇する
   夜遅くは食べないようにした方が賢明だ

● 「低炭水化物ダイエット」が効果があると報告した研究も多い
    糖尿病合併症や薬物療法などの制約がなければ、
  「低炭水化物ダイエット」については、柔軟に対応することが望ましい

「低炭水化物ダイエット」の体重減少の効果は、
総エネルギー摂取量の減量にともなうものと考えられているが、詳しくはまだ解明されていない

糖尿病の人にとって炭水化物の影響は、身体活動量やインスリン作用の良否によっても異なってくる

「低炭水化物ダイエット」を始めるときは、かかりつけの医師や管理栄養士に相談することが勧められる

「栄養障害の二重負荷」が課題に
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働き盛りの年齢では、メタボリックシンドロームや肥満、2型糖尿病などに対策し、
生活習慣病を予防することは、特定健診・保健指導などでも重視されている

一方で、65歳以上の高齢者ではタンパク質を中心とした栄養の不足により、
筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下する「フレイル」(虚弱)が問題になっている

求められる理想的な食事スタイルは、ライフステージによって変わっていく

若い時には体重をコントロールするための肥満対策が重要だが、年齢を重ねると、
今度は体重や筋肉を減らし過ぎないための対策が必要となる

社会に過剰栄養と低栄養が混在している状態は、「栄養障害の二重負荷」と呼ばれ、
日本人の食・栄養の大きな課題になっている

そのため「食事摂取基準(2020年版)」では、「栄養指導をきめ細かに行うために、50歳以上について、より細かな年齢区分による摂取基準を設定する」必要があると指摘している

カロリー制限をして肥満を解消することも重要
 
そうはいっても、肥満のある人は食事でカロリー制限をして、
肥満を解消することが、糖尿病の治療で効果的であることを科学的に確かめた研究は、世界中で多く報告されている

体重をコントロールし、
肥満を解消することが重要だと考えられている

フィンランドの糖尿病予備群を対象としたDPS研究では、
総エネルギーの減量と身体活動の増加を中心に生活介入を4年にわたり行い、1年間で体重を5%減少すると糖尿病の発症率が低下することが明らかになった

米国の「糖尿病予防プログラム(DPP)」でも、糖尿病の発症リスクの高い人が、
3年間で体重を5%減らすと、糖尿病の発症を55%抑制できることが示された

また、「Look AHEAD」研究では、生活改善により体重を1年で8.6%減らすと、
HbA1cが0.6%低下するという結果になった

体重が減少することで、肝臓、脂肪のインスリン抵抗性が改善するという

日本肥満学会のガイドラインでも、特定保健指導の調査結果にもとづき、HbA1cの改善するために、
体重減量の目標を3〜5%としている

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