妻のBMIが5増加するごとに夫の糖尿病リスクは21%上昇

現在の糖尿病の治療は個別化が進んでおり、
2型糖尿病の場合は患者個人の生活スタイルを重視することが多いが、
こうしたアプローチでは患者のソーシャルネットワークを見逃すおそれがある

多くの糖尿病患者は家庭の一員であり、家庭環境にも細心の注意を払う必要がある
 
研究チームは英国で実施されている「英国エイジング縦断調査」(ELSA)に登録された、
50歳以上の結婚しているかに関わらず同居している約3,500組のカップルを対象に、
1998~2015年に追跡して調査した


研究の参加者の調査開始時の体格指数(BMI)の平均は27で、夫の6%、妻の4%が糖尿病と判定された

参加者は2.5年ごとに血液検査を受け、生活習慣についてのアンケートに回答した
 
平均11.5年間に新たに2型糖尿病と診断された人を含め男性の14.5%、
女性の9.9%が糖尿病と判定された

解析した結果、過体重か肥満の妻をもつ男性は、糖尿病を発症するリスクが高いことが判明した

BMIが30の妻をもつ男性は、BMIが25の妻をもつ男性に比べ、
2型糖尿病を発症するリスクが33%上昇していた
 
さらに解析した結果、妻のBMIが5増加するごとに、
その夫の2型糖尿病の発症リスクは21%上昇することが判明した

一方で、夫のBMIの増加は、その妻の糖尿病の発症リスクに影響しないことも分かった