女性で格差が顕著 社会的な要因が影響
 
死亡率や要介護リスクに社会経済的な要因が関わっていることが知られている

糖尿病をはじめとする慢性疾患には、
必ずしも患者の食生活や運動習慣など当人の責任に帰する生活習慣だけではなく、
その生活習慣を規定する社会的な要因が影響していると考えられる

所得が低い層は、何らかの精神的ストレスを抱えているなどの要因で、
医療機関を繰り返し受診したり、仕事ができなくなってしまうことも知られている

今回の研究はそれを裏付けるものだ

英国、米国、中国、韓国など、各国のデータ分析でも、
糖尿病の有病率に所得格差、教育格差があることが示されている

また、糖尿病の有病率における格差には男女差があり、
女性で格差が顕著である傾向があることも分かっている

「所得などの背景要因に目を向け対策を講じることは、糖尿病のコントロールや医療費適正化に資する可能性がある」と、研究者は指摘している