糖尿病患者の3人に1人が高血圧も併発

 
糖尿病をもつ人の多くは高血圧を併発している

米国の調査によると、糖尿病患者の3人に1人が高血圧も発症している

糖尿病と高血圧は、一方が他方の状態を悪化させるため、致命的な組み合わせになるおそれがある

なぜ、糖尿病と高血圧とは合併しやすいのだろうか?

それは糖尿病で多くみられる次のような背景が影響するためだ
 

● インスリン感受性の低下
 
インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している(インスリン抵抗性がある)ため、
血糖を下げようとより多くのインスリンが分泌される

その結果、インスリンが交感神経を刺激して、血圧が上昇する
 

● 肥満
 
肥満になると、インスリンの働きを抑えるホルモンが増えて、インスリン抵抗性が強まり、
血圧も上昇しやすくなる

● 腎機能の低下
 
糖尿病で腎機能が低下していると、腎臓からナトリウムをうまく排泄できないため、
体内の水分量が増えて血圧が上昇する

高血圧と診断されると、血圧がかなり高い人や心血管病の危険性が高い人、
糖尿病や腎臓病がある人は、すぐに薬による治療を開始する場合もあるが、
いずれにしても食事や運動などの生活習慣の改善は欠かせない

減塩、運動、肥満の改善などは、治療法の基本となり、
糖尿病の治療と高血圧の治療は一致する点が多い