魚の環境汚染の心配は?
 

一方で最近では、汚染された魚を食べることによる健康への影響を懸念する科学者も増えてきた

世界の地域によっては、捕獲されたニシンやサケなどの魚からダイオキシン、
DDT、PCBなどの「残留性有機汚染物質(POP)」が検出されることもある

これらの化学物質が2型糖尿病のリスクを上昇させる可能性が指摘されている

これについては、スウェーデンのチャルマース工科大学の研究グループは、「現在までのところ、魚を食べるメリットが、魚を避けるデメリットを上回っている。汚染物質を含まないのであれば、魚は2型糖尿病のリスクを減少するのは明らかだ」という研究を発表した

研究グループはメタボロミクスという新しい技術を使い、
血液サンプルに含まれる30のバイオマーカーから、魚の摂取量を正確に測定できる技術を開発した

この技術を使えば、どの魚が比較的危険であるか、あらかじめ判定できるという

スウェーデンでは、これはバルト海、ボスニア湾、
ヴェネルンとヴェーネルン湖といった地域で捕獲された魚から微量の汚染物質が検出されたという

なお、POPの多くは脂溶性で、魚、肉、乳製品などの脂肪の多い動物性食品にも含まれる

自然環境における汚染物質については世界的な問題になっている

今後も注視が必要だが、必要以上に心配することなく、
魚を食べる習慣を身につけるとよさそうだ