レムナントが血液をドロドロにする
 
「血液サラサラ」「血液ドロドロ」という言葉を見かけることが多くなった

「血液ドロドロ」という表現は、
脂質異常症を分かりやすくイメージしているので、
よく使われている(実際には血液には赤血球、血小板、白血球などが含まれ、粘り気があるのが通常の状態)

脂質異常症は、悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、あるいは善玉(HDL)コレステロールが少なすぎる、
などの状態になった病気のこと

最近では「レムナント」という代謝産物が注目されいる

レムナントは、血液中のリポタンパク(中性脂肪やコレステロールがタンパク質と結びついた複合体)が分解され生じる残り屑だ

「RLPコレステロール(レムナント様リポ蛋白コレステロール)」とも呼ばれている

レムナントは通常、すみやかに代謝され、血中にはほとんど存在しないが、中性脂肪が高く、
善玉(HDL)コレステロールの低い人では多い傾向がある

糖尿病や腎臓病があると、レムナントが増えやすいと考えられている

リポタンパクの産生亢進や、何らかの代謝障害があると、血中レムナントが増加する

レムナントが増えると、白血球の一種であるマクロファージが異物としてとりこみ、
血管壁に沈着して、動脈硬化を促進させる