感染拡大に備えて糖尿病の人がとるべき行動
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糖尿病については、「2型糖尿病の人がCOVID-19に感染すると重症化するリスクが高い。また、1型糖尿病と妊娠糖尿病も、COVID-19による重症化リスクを高める可能性がある」と指摘している

ただし、糖尿病のある人がCOVID-19に感染し重症化することを示した報告の多くで、
そうした患者が心臓病、肥満、高血圧、肺疾患、高齢者など、
他の危険因子も重ねてもっていたことが分かっている

血糖コントロールが良好で、他の危険因子をもたない糖尿病患者は、
COVID-19による死亡のリスクは決して高くないと考えられている

血糖値が適正に管理されていれば、重症化リスクは糖尿病でない人と同等で、
死亡リスクも低いという報告もある

糖尿病の人が心がけることとして
普段から良好な血糖コントロールを保ち、手洗いや消毒、換気、マスクや身体距離の確保などの感染予防をしっかり行うこと
が挙げられている

血糖コントロールが良好な糖尿病患者はCOVID-19に感染しても生存率が高い

Zhu et al., 2020, Cell Metabolism 31, 1068-1077
中国湖北省で7,337人のCOVID-19患者(うち952人が2型糖尿病)を対象とした調査では、
血糖値を70~180mg/dLの範囲内で良好にコントロールできている糖尿病患者の生存率は98.9%に上ることが示された

一方、血糖コントロールが不良の患者の死亡率は11.0%だった

血糖コントロールを良好に保つことが感染に対策する上でも重要であることが示された


CDCが提案する糖尿病の人がとるべき行動

・ 通常通り、経口血糖降下薬の服用やインスリン注射を続ける

・ かかりつけの医師などの指示に従って、血糖値を測定し、結果を追跡する

・ 感染が拡大すると、通院を通常通り続けられなくなる可能性がある
 そうした場合に備え、インスリンを含む糖尿病治療薬を30日分以上手元に置いておく

・ 気分が悪い場合や、健康状態に不安がある場合は、医療機関に連絡する

・ 糖尿病の人が感染したり、食事を食べられなかったりすると、
 糖尿病治療薬の調整が必要になる場合がある
 そうした場合の「シックデイルール」の対処法について、事前に医師などとよく相談しておく