どちらが重要? 「快楽主義」と「人生の意味や目的」
A案とB案どちらにするか迷う会社員の写真|フリー素材は「ぱくたそ ... 

研究グループは、心理的ウェルビーイングと循環器疾患の発症リスクとの因果関係を調べるために、
英国の長期的で大規模な縦断研究「ホワイトホールII研究」のデータを解析した

この研究では、ロンドンの中心部で働く公務員を対象に1985年に開始され、
4~5年ごとのアンケート調査とさまざまな臨床検査による追跡調査が進められた

今回は、2007~2009年の間を基準時として設定し、
心理的ウェルビーイングを評価するための自記式質問紙「CASP-19」を用いて分析した

CASP-19は、心理的ウェルビーイングを
「人生の喜びや楽しみ」
「コントロール」
「自律性」
「自己実現」
の4つの領域に定義しているが、今回は「人生の喜びや楽しみ」の項目は、
「へドニア・ウェルビーイング」(快楽を感じる状態)の指標として用い、
他の3つの領域の項目は
「ユーダイモニア・ウェルビーイング」(人生における意味・目的を感じる状態)の指標として用いた

へドニア・ウェルビーイングは、「快楽主義」とも表現され、
五感を通した心地良さや喜びを感じ、苦痛や不快感がない状態をあらわす

たとえば、美味しい料理を食べている時に感じるような一時の感覚的な幸せなどだ

それに対して、ユーダイモニア・ウェルビーイングは、
「人生における意味や目的を感じること、または良好な精神的機能」と表現され、
人間の滞在能力が十分に機能している状態をあらわす

たとえば、意義ある目標に向かって、楽しいばかりではなく、
困難にも立ち向かいながら、人生を生きていることで感じる幸せなど